PEO
PEO(Professional Employer Organization)について同僚から質問があったので調べてみるとhttp://en.wikipedia.org/wiki/Professional_Employer_Organization1940年代からアメリカでは始められたらしい。HRアウトソーシングのひとつの形態だが、PEOというOutsourcing先が従業員を雇用してPayroll, benefitを購入するという点が特徴だ。派遣会社に近いように思えるが、ADP(給与計算代行がメインの仕事の会社)http://www.adptotalsource.com/の説明を見ると、HRのアウトソーシングという感じのケーススタディが出て来る。http://www.adptotalsource.com/about-us/peo-case-studies-excel.htmケースに出てくるほど魔法の杖というわけにはいかないだろうが、やはりADPは見せ方がうまいと思う。給与計算から人事のアウトソーシング、ベネフィットのブローカー、401Kのアドミニストレーターというように人事のオペレーション周りでかなり大きなシェアを持っている。
PEOのサービスを概念的にうまく表しているのはAdminstaffのホームページhttp://www.administaff.com/what_is_a_peo.aspCo-EmploymentのRelationshipの図が分かりやすい。ここで重要なのはLiabilityのリスク軽減ということで、訴訟の多い米国では、魅力的な一面だろう。もちろん、雇用者がすべての法的リスクをトランスファーできるわけではない。
こういうアウトソーシングのサービスをどのように使いこなしたらいいか?というところが日系企業には分かりにくいので、その戦略を練り、実行に移すのをお手伝いするのが自称戦略系(!)HRの私の仕事かと思う。
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